愛媛労連労働相談センター情報

労働組合づくりで大切なこと

一口に労働組合と言っても実際色々な形態があります。海外に特に多いのが業種別の組合です。アメリカでは自動車メーカはすべてUAWという同じ組合に入っていますし、逆に業種別に一つの企業中に複数の労働組合が存在する例もあります。これに対して日本では企業別、企業グループ別にひとつの労働組合があるというのが一般的です。御用組合などと呼ばれることもあります。そしてこれらの組合はそれぞれにそのスタンスが違い経営者側との交渉の仕方も大きく違っています。
労働組合づくりにあたって考えなければならない大切なことは何のためにどんな組合をつくるかです。

 

つまり、現在、会社の中で自分たち労働者がどんな問題を抱えているか、そしてその問題解決の方法としてどんな形の労働組合が必要なのかを明確にしておくことです。ただ労働組合が無いから組合をつくるでは意味がありませんし、明確なコンセプトを持たない組合は会社経営を危うくするだけで、最終的には労働者自身の職を無くすことにもなります。

 

今、現在、経営者側の強引なやり方で賃金や労働時間などの労働問題を抱えているとすれば、まずはそれに対抗するため労働者が一致団結し立ちあがるための労働組合づくりが必要でしょう。そうではなく、経営者側との間に労働問題は無いが、経営の状態がおもわしくないとか会社をさらに発展させていきたい、そのために労働者がひとつになって会社経営を支えていくために労働組合づくりをしたいといったケースもあるでしょう。いずれにしても労働組合づくりといっても経営者側に対してどういう立場に立つかで大きくその形、やり方が変わってきます。

 

まず大切なことは、労働組合づくりを前提にするのではなく、自分たちの置かれている立場、会社の置かれている状況、労使間の関係の現状把握、現状分析をし、自分たちの考えをまとめた上で愛媛労連労働相談センターのような第三者機関にその状況を相談し、必要であれば労働組合づくりに発展させるという進め方がよいでしょう。